これまでの出口戦略のパターン別考察とまとめ
これまで検証してきたレバナス×ITバブルにおけるFIRE出口戦略の検証結果と、そこから得られた知見をまとめます。
定額切り崩しパターン
毎月決まった額を切り崩す「定額パターン」ですが、
レバナス資産の評価額が一気に下落してしまうと、
定額の切り崩しによって一気に資産が枯渇してしまいました。
定率切り崩しパターン
毎月、その時の資産額に対して定率で資産を切り崩す方法です。
定率ですので、資産の評価額が暴落すると、切り崩せる金額が小さくなります。

低い率での切り崩しをした場合は、ITバブル崩壊からのほとんどの期間切り崩し金額が数万円レベルまで減り、まったくFIREといえるものではありませんでした。
一括売却パターン
FIRE時にレバナス資産をすべて売却して得た現金で生活をするパターンです。
一括売却は、資金が40年弱という長期間枯渇せずに、生活費を持ち出し続けることができた手法でした。
これまでの検証まとめ
これまでのレバナス切り崩し×ITバブル崩壊の検証でわかったことは大きく3つです。
長期の間、生活費をどのように捻出するのかが課題です。
ITバブル崩壊直後の2001年には同時多発テロとアフガニスタン侵攻、2003年のイラク戦争、2009年にはリーマンショックなど、2000年代はアメリカにとって暗いニュースばかりが続きました。
今回の検証では、年間350万円(月29.2万円)と想定していましたので、20年で約7000万円が必要な計算です。
FIRE後はまとまった額を素早く切り崩して確保することが必要です。
レバナス×ITバブルでは、評価額の下落スピードが速すぎて、ろくに資産を切り崩せないうちに資産が半減してしまいました。必死の思いで積み上げた1.1億円が次の月には約6000万円です。
ITバブル恐るべし。
2016年以降に評価額が回復したレバナス資産からの切り崩しがFIRE期間を継続するカギです。
一括売却では40年弱という長期間のFIRE状態を作り出せましたが、金融資産からのキャッシュフローが得られないため、「人生100年時代」では心もとないと感じる人も多いと思います。
約15年間をやり過ごせる戦略が必要と考えられます。
あたりまえですが、その時の資産額の定率で切り崩せば、0になることはなく、永久的にキャッシュフローを維持できます。特に変動の激しいレバナスの場合は定率で切り崩すことで、評価額と連動した収入として、下落時に一気に資産がなくなることを防ぐ必要があります。
次のページ ⇒ 検証から導き出したヨスケ流 出口戦略




