昨今のFIREムーブメントと株式市場の好調も相まって、インデックスファンドへの投資信託で資産運用をしている人が非常に多くなってきていますね。
SBI証券で人気の投資信託「SBI V S&P500」の場合、過去1年間で純資産総額が597億9400万円から2881億1300万円(2020/8/18~2021/8/17)となり、約5倍に拡大しています。
[出典:SBI証券]
ところで、インデックスファンドへの投資信託の資産運用はどのように行われているかご存じでしょうか?
今回は、今さら聞けないシリーズ「インデックスファンドの運用手法」についてご紹介します。
インデックスファンドとアクティブファンド
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用のプロが株式・債券などに投資・運用する商品」です。
ファンドには大きく2つの種類があります。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、ある経済指数(ベンチマーク)の値動きに連動するように投資銘柄を構成し、運用する手法を用いたファンドのことです。
経済指数とは、株式や債券などの個々の価格データを集計し、市場全体の動向が分かるよう数値化したものです。
代表的な指数として「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」やみんな大好き「S&P500」などがあります。
インデックスファンドの運用方法はパッシブ運用と呼ばれ、市場動向の結果に合うように投資銘柄を構成する方法です。ほぼ自動的に銘柄売買が可能なため、手数料(信託報酬)などのコストが比較的低いのが特徴です。
アクティブファンド
アクティブファンドとは、独自の銘柄選択や資産配分により、経済指数の動きを上回る投資成果を目標とする運用方法のことを言います。アクティブ運用と呼ばれます。
プロ投資家がつねに銘柄選択・資産配分を決め、市場動向よりも良い成績をあげるため、絶えず資産売買を行っています。自動化がしづらい投資手法のため、手数料などのコストは比較的高めです。
まとめ
細かいことを言うと、インデックスファンドの運用方法も、「完全法」や「非完全法」、「最適法」などいくつかの種類がありますが、
①インデックスファンドは指標に連動すること
②指標がどのような市場・経済を表しているのか
この2つを理解して投資先を決めることが大事です
興味があれば、ファンドの目論見書(運用方法などが記載された説明書)などを調べてみてはいかがでしょうか。