せどりで必ず整理すべき「コスト」を考察

お金
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どうも、夏から秋にかけて上着はポロシャツ一択のヨスケです。

日頃、副業・副収入について調べていると
「せどり」、「海外輸入せどり」のキーワードをよく見ます。
ヨスケも検討しないわけにはいきません。自分ならどうするか?本業と両立ができるのか?シミュレーション(思考実験)をしました。

まだ実際にはやってみていませんが、
このシミュレーションを元に、少額からやってみようと思います。

 

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■ 0. 「せどり」とは? (Wikipediaより)


せどり(競取り、糶取り)とは、
同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。
また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)』
を指す~…~近年では転売と呼ばれている。

要するに、「安く仕入れて、高く売る」。
最近「転売」は買占めなどで悪いイメージがついていますが、
ごく基本的な経済活動です。

在庫を抱えたせどらー

■ 1. せどりシミュレーションの前提条件


 今回のシミュレーションは、以下のような前提を置きました。
海外輸入せどり   
 利益率高め、夢があるので ^^
取り扱う商品は小物・アクセサリー限定
 輸入するため、壊れにくい・小さい・軽いものがベター。関税などを限定したいため
仕入れ元をAliExpressとする【参考1】
 アリババグループ(中国)が運営している中国のショッピングサイト
 日本語、日本円で記載あり、初心者に優しい
販売先は国内フリマサイト
 初心者なので、既存プラットフォームを利用。
まずは月収(粗利)1万円以上を目標にする。
 スキマ時間で行う件数には限界があるため。
 個人・副業の場合、月50件の販売作業ができると仮定しました。

 

■ 2. せどりにかかるコストの見える化


 単に仕入れる→売るという行為ですが、間に色々なコストが発生します。
儲かると思ってやってみたが、気づいたら赤字になっていたというのは
よくある話ですので、ヨスケが理解した範囲で書き出してみます。

 

2.1 送料


 シミュレーションでは、送料込みの仕入れ値として計算に加えます。
AliExpressでは、送料込みの場合が多いです。
納期を短縮する目的で送料UPができます。

 

2.2 税金


・個人購入目的であっても輸入品は関税・消費税の課税対象です。
輸入品の送料を含む総額が1万6666円までは免税。 ← 今回の想定範囲
・1万6666円を超え、20万円未満は商品代金の60%が課税。
 通関手数料と消費税もかかります。
・品物によって細かい設定あり。【参考2】

 

2.3 販売コスト


 販売先サイトのプラットフォーム使用に対する手数料(消費税込み)が
販売ごと発生する。商品代金に対してかかる。
    
・国内3大フリマサイトの手数料【参考3~5】
 paypayフリマ 5%
 メルカリ   10%
 ラクマ    6.6%
    
手数料だけ見ればpaypayフリマですが、
ヨスケの場合、「楽天経済圏」にいるメリットなど考えるとラクマが魅力的と考えています。

 

2.4 発送コスト


 商品の発送にもお金がかかります。想定した小物・アクセサリーの場合は
日本郵便(株)が展開している「クリックポスト」【参考6】を利用することを想定して、以下の試算をしました。
 

2.4.1 梱包料金


 クリックポスト対応のクッション付き封筒が「ダンボールワン」というサイトで購入可能です。
250個セットで買えば、1個当たり 24円程度です。【参考7】

 

2.4.2 宅配料


 クリックポストであれば、全国一律 198円です。【参考6】
フリマサイトには、専用の発送システムもあり、それぞれで確認が必要です。
 

2.4.3 送り票の印刷料


 クリックポスト用の送り票を印刷して貼り付けます。
1件印刷あたり20円です。【参考8】

上記より、 小物・アクセサリーだと、発送にかかるコストは約250円ということがわかりました。

 

■ 3.せどり実行のルール決め(ヨスケの場合)

 

 コストの全容も見えてきましたので、せどりを行うシミュレーションをします。
以下、ヨスケの商品発掘・せどり実行のルールを決めました。
  

3.1 ① 目標とする1か月の利益を決める


 前提に則り、1万円以上 / 1か月 目標とする。

 

3.2 ② 目標とする利益率の設定


 販売回転率を考慮して40%と仮設定します。コストが60%です。この程度の利益率にしないと仕入れ値の高いもの、大物を取り扱うことになるため、あえて厳しめに設定します。また、関税が免除となる

 

3.2 ③ 売れ筋商品の調査


 メルカリ、ラクマなどで売れ筋商品の相場をチェック。
例)1,000円で取引されていれば、1,000×0.6=600円がコスト許容値です。

 発送コスト(\250)と販売手数料(1,000×0.066)を取り除いた、
 \600 – \316 = \284が送料込み 仕入れ値の許容値です。

 

3.3 ④ 仕入れ元での価格調査


 販売価格\1000の場合、AliExpressで\284以下で仕入れられる②の類似商品を検索し、
最安値で仕入れる。

 

3.4 ⑤ 在庫の取り扱いについて


 在庫が発生した場合は、値下げして売ることになると思いますが、
今回のシミュレーションには加えませんでした。
→ 仕入れた数の60%をせどり成功、40%は売れ残ったとしました。
  ※そのぶん、発送コストはかからない。

■4. せどりシミュレーション用のExcelファイル


 調査結果や、販売価格から見込みの利益が計算できるExcelファイルを作ってみました。
フリマサイトの相場範囲内で売った場合の利益見込みが計算できます。

 

発送コスト、手数料が馬鹿にならないですね。
販売価格が1000円程度の場合は、発送コスト+手数料で約3割になってしまい、
利益1万円以上はなかなかに大変であることがわかりました。

 

■5. まとめ


 シミュレーションを踏まえて、ヨスケの考えをまとめます。
  
 ■結論:せどりはコスト・作業ボリューム注意して、収益目標を狙おう

  ・初期はコストとの闘い。スモールスタートでもよいので、まずは始めるべし。

  ・スキマ時間でせどりを行う場合は、1万円/月 程度から考えたほうが良い。

  ・コストは必ず見える化し、利益見込みの計算に加えよ。

  ・作業量が多いので、熱量をしっかりかける必要あり。
  

Excelシートもそれっぽくまとまりましたので、せどりにチャレンジする際は
使用してみようと思います。(近々やります。)

 

・最後に

 

 本記事の内容については、あくまでヨスケ本人が調べて理解した内容のアウトプットになります。知識・理解不足により、間違い等があるかと思いますが、もしお気づきの部分があれば、ご容赦いただいた上で、こっそり教えていただければと思います。

 

■参考にした情報

【参考1】AliExpress

【参考2】商品ごとの関税料率


【参考3】ラクマ    販売手数料6.6%


【参考4】メルカリ   販売手数料10%


【参考5】Paypayフリマ 販売手数料10%→5%へ 


【参考6】クリックポスト 


【参考7】ダンボールワン 


【参考8】ネットワークプリントサービス  

 

作成したExcelシートもご参考までに。

 

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