どうも暑がりで寒がりなヨスケです。
ゴールデンウィークも明けて、そろそろ梅雨の足音が聞こえてきました。
ヨスケの会社でも新入社員の職場配属があり、若者がどっと事務所にあふれてにぎやかになっています。
弊社は新人一人に対して、一人の世話役「トレーナー」をつけて約2年間会社生活のサポート・育成をする制度があります。
ヨスケは入社12年目ではありますが、これまで5人の新人トレーナーを務めました。社内でもトップクラスで多いです。育成に対しては高評価をいただいています。
そして、今年も新人トレーナーに任命され育成がスタート。
実はまだ去年の新人もトレーナーを担当中なので四苦八苦。
自身の作業時間が全く取れず、つらい。。。
それでも、次の世代に活躍し、我らを助けてもらうために、今は投資の時です!
頑張って育成をしていく所存です。
この記事でお伝えしたいこと
今回は、今年入社した新入社員の皆さんも、まだまだ若手の皆さんも、仕事がうまくこなせなくて困っているみなさんにも有益な情報となるように、
新人育成に会社生活の半分を費やしたヨスケが教える
「新入社員が仕事で陥りやすい失敗パターン ベスト3」をご紹介します。
ヨスケ自身も新入社員のころにこの失敗パターンすべてを経験し、うまく仕事ができずにつらい新人時代を過ごしました。
よく、仕事は「段取り八分」といいます。
仕事をうまく回す人と回せない人がいますが、すべてを決めるのはこの「段取り」だと考えています。
仕事をうまく回す人は、うまく回すための仕事の進め方の「型」=「段取り」を持っており、常に一貫した「型」に則った業務推進をする人ばかりです。
ヨスケも仕事へ取組む「型」を持っており、いつも同じ基準で仕事に取り組んでいます。
「新入社員が仕事で陥りやすい失敗パターン ベスト3」はヨスケが会社生活で培った仕事の「型」からの一意見です。最終的には自分の仕事の型を確立して一貫した業務推進をすべきですが、
ヨスケ自身、社内で実績を上げ、評価も得られているので、自身の「型」については概ね外していないと考えています。
「そんなの当たり前!」と感じることですが、なかなかうまくできないことが多いです。
新入社員ではない方も一度ご自身の仕事の型と見比べてみてください。
それではいきます。
「新入社員が仕事で陥りやすい失敗パターン ベスト3」
第3位 すぐに仕事のアウトプット/プロセス/ボリュームを確認しない
新入社員が最も多く陥りやすい失敗は、納期までに仕事が終わらないことです。
理由は様々です。
・作業が予想より多かった。
・進め方がわからなくなった。
・複数の業務を同時にこなす必要があり、手が回らなかった。
これらに共通する原因は、タスクが発生してすぐに仕事の全体像を把握しないことです。
全体像とは、タスクのスタートから完了までの道のりです。
確認すべき大事なポイント
①アウトプット
何をすれば/出せばそのタスクは完了になるのかが明確でなければ、必ず途中で迷走します。
②プロセス
アウトプットをだすためにすべき作業の流れのこと。これを出しておくと、自分ができないプロセスもわかります。わからないことは誰にもできません。聞くor調べるだけ!
③ボリューム
各プロセスはどれくらいの日数がかかるのか、思考実験をします。
これでやっと計画が立てられます。かかる時間はおおよそで良し。タスクをこなしながらにデイリーにメンテしてください。
これらの大事なポイント確認はいつやるか?今でしょ!
タスクを受け取った瞬間です。1日遅れれば、作業ができる時間は1日減ってしまいます。
確認しない/確認が遅かった新入社員はほぼ100%で納期遅れになっていました。
ぜひ、仕事をもらった瞬間が仕事の良し悪しを大きく左右することを覚えておいてください。
第2位 完璧を目指す
こちらも、納期遅れややり直しが多く発生する原因の一つです。
誰もが、「与えられた仕事は完璧にこなしたい」と思うものですが、「完璧」を目指すと失敗します。ヨスケもこれで多くの失敗をしました。
では、なぜ完璧を目指すと失敗するのでしょうか?
完璧を目指す背景には、以下の心理が働いていると考えています。
①上司に怒られたくない
②うまくできないことが恥ずかしいと思っている
③自分はできるはずとムキになっている
このような心理が働くと、ある程度アウトプットの形ができた状態になるまで、
ホウレンソウを怠ります。(どちらかというとホウレンソウをしたがらない)
仕事はPDCAと言いますが、ヨスケは経験が浅いうちはPlanとDoの間にR(Review)を必ず実施するよう指導しています。
作業計画の後半に進捗報告をした場合、経験不足の若手の場合はほとんどが大幅な方向修正が必要です。
ただ、同じ能力、経験値であっても、業務計画を立てた時点でアウトプットのイメージを修正してあげれば、圧倒的にゴールへの最短ルートをたどることができます。
図で見るとこんな感じ
初めから完璧は目指さず、20点、30点でも良いから、すぐに上司とアウトプットのイメージ合わせをすることを習慣化しましょう。
第1位 仕事がうまくできなかったら、評価が下がると思っている
一般的に考えれば、うまくいかなかったら評価は下がります。
ただ、新人が仕事をうまくできなかったとしても、まともな上司であればリカバリー可能な仕事を振ります。
責任重大な仕事を、経験も浅く失敗するリスクをはらむ新人には振りません。
この考え方を新人がしてしまうと、「できません」が上司に言えなくなることがあります。
自分自身のプライドもあるかもしれません。評価を下げたくない気持ち、怒られたくない気持ちもあるでしょう。
ただ、このパターンが一番評価を下げます。
言えない→納期になっても出来ていないことを隠す→発覚→怒られる、評価を下げる
新人はうまくできなくても評価は下げないって言ったじゃないか!と思われるかもしれませんが、
状況を取り繕ったり隠したりすると話は別です。社会人は信用が一番大事なのですから。
評価を下げた原因は、「仕事がうまくできなかった」ではなく、「信用を下げた」からです。
社会人なら絶対に知っておいてください
信用があるから大事なプロジェクトや役職を任せられます。
信用があるから予算を与えられます。
信用があるから昇格します。
では、うまくできなかった場合に新人が取るべき方法は何なのでしょうか?
答えは簡単「すぐにできないことと理由を伝える」これだけです。
例えば、複数の業務を同時に任された際、ある仕事でトラブルが発生しリカバリーに時間を費やしてしまった場合、
他の業務が回らなくなることがありますが、納期遅れになる状況になってすぐに上司と相談していれば、
①誰かのサポートを受けられたかもしれない
②納期調整を上司が掛け合ってくれたかもしれない
③仕事の優先順位を見直してくれたかもしれない
上司はいくつかの選択肢を取ることができます。上司が状況を把握して、対処する猶予があるのです。
上司からすれば、まずい状況をインプットしてくれる部下は「管理しやすい」部下です。
つまり、逆に評価は上がるということです。
第1位は挫折を知らない若手社員の多くが陥ってしまう失敗パターンです。
また、失敗だけではなく精神的にも辛いパターンです。
毎日、うまくいかないことに悩んで、誰にも言えず沈んでいった挙句、上司からの信頼も失う。。。
失敗や挫折は人を強く成長させますが、つぶれてしまっては何の意味もありません。
「バッドニュースファースト」だけは必ず実践してほしいと思います。
まとめ
「新入社員が仕事で陥りやすい失敗パターン ベスト3」について、それぞれワンポイントアドバイスで整理します。
第3位 すぐに仕事のアウトプット/プロセス/ボリュームを確認しない
➤ 仕事が発生した瞬間に、全体像の把握を!
第2位 完璧を目指す
➤ 20点、30点の状態をとにかく早く上司に見せること!
第1位 仕事がうまくできなかったら、評価が下がると思っている
➤ バッドニュースファーストができる新人は、逆に評価が上がる!
社会人生活は人生で一番長い期間です。マラソンですので、肩に力が入っていては完走できません。
ちょうどよいマイペースを見つけて、頑張っていきましょう!!
以上、参考になればうれしいです。
今後、機会があれば、ヨスケの仕事の型を紹介も検討してみます。
ではまたっ
・この記事で使用しているイラストについて
unDraw :フリーイラスト素材サイト。商用可。
