米国インデックス投資はこれからもアリ? 未来予想図 vol.3

お金
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どうもヨスケです。

シリーズ「米国インデックス投資はこれからもアリ? 未来予想図。」第3回です。

第1回は米国インデックスファンドへの投資信託が大人気

第2回は米国が経済大国として君臨し、経済規模(=GDP)も成長を続けている

という内容でした。

 

 

今回は、アメリカ経済を支えるテクノロジーについて調べてみます。

第3回の内容
・アメリカ経済を支える大企業たち
・テクノロジーの進化は経済を発展させる
・情報技術の革新が経済成長をもたらす
■ご注意ください。
 本記事に特定の金融商品について購入を促す目的はありません。
 あくまでヨスケが書籍や統計データから得た情報をもとに考えを整理したものになります。
 投資は自己判断・自己責任でお願いいたします。

 

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世界の企業時価総額ランキング

アメリカが世界最大の経済規模を誇る背景には、それを支える大企業が存在することを知っておく必要があります。

銘柄名 セクター 株式時価総額
1 アップル アメリカ 情報技術 2兆2,855億ドル
2 マイクロソフト アメリカ 情報技術 2兆403億ドル
3 サウジアラムコ サウジアラビア エネルギー 1兆8,710億ドル
4 アマゾン アメリカ 一般消費財・サービス 1兆7,350億ドル
5 アルファベット アメリカ コミュニケーション・サービス 1兆6,490億ドル
6 フェイスブック アメリカ コミュニケーション・サービス 9,859億ドル
7 テンセント 中国 コミュニケーション・サービス 7,224億ドル
8 テスラ アメリカ 一般消費財・サービス 6,548億ドル
9 バークシャー・ハサウェイ アメリカ 金融 6,359億ドル
10 台湾セミコンダクター 台湾 情報技術 6,232億ドル

[出典:ろいでぃの経済的自由を求めて ろいでぃ さん]

世界の企業時価総額のTOP10(2021/6現在)の中で、7社が米国の企業です。

また、6位までに名を連ねる5社は「GAFAM」(Google(Alphabet社)、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの頭文字を取った呼び名)と呼ばれるインターネット関連サービスを行う企業です。

これらの大企業がアメリカ経済を支え、さらに彼らの技術革新が人類の生活を便利にすることでこれまでの経済発展がなされてきました。

GAFAMによるイノベーション(技術革新)と経済発展

ヨスケも、MicrosoftのOSの入ったパソコンやAppleのiPhoneで友人とFacebookでつながり、Google検索で情報を入手してAmazonで商品を購入しています。

すでにそれぞれのサービスは全世界規模のインフラと化しており、彼らが導入した新しい技術を享受することで生活が便利になっていきます。

第2回でGDP(国民総生産)の成長はその国で生み出される商品(価値)の総和というお話をしましたが、

新しい技術によって、工場の生産量が増えたり、これまで時間がかかっていた仕事が自動化されたりして生産性が向上すると、これまでよりもたくさんのモノや価値を生み出すことができるようになるためGDPは成長します。

インターネットによる情報化社会となって以降、GAFAMによって世の中の生産性は急速に向上し、GDP(特にアメリカ合衆国)が成長し続けています。

GAFAMがもたらす技術革新

現在、GAFAMを中心に実用化が進んでいる技術が普及した世界では、人々の生産性がさらに向上すると言われています。ただ、個別の技術が世界を変えるというより、最新の技術の組み合わせによっておおきな効果があると考えられています。

AI×5G×自動運転

AI:インターネットにある膨大なデータを自動で分析し、AIによる高品質なサービスがすべての業界に広まります。すべてのモノがインターネットに接続される(IoT)ため、超高速・無遅延・多ノード同時接続の5G技術が役に立ちます。

5G:超高速・無遅延・多ノード同時接続の通信技術によって、2時間の映画は数秒でダウンロードできるし、スーパーコンピュータが処理するようなサービスもネット(クラウド)で情報処理した後に5G回線を通じてパソコンやスマホで得られるようになります。

自動運転:AIによる超高精度処理と5G回線による通信でクルマ×インフラ×ヒトのすべてを把握して自動で走行できるクルマが登場します。ドライバーは運転にかけていた時間から解放され、生産性が向上します。

誰が聞いても便利な世の中になると思えるこれらの技術革新ですが、それを担うのが、米国の大企業たち「GAFAM」です。

技術革新による経済成長の予測

少し古いですが、2016年11月のアクセンチュアの調査では、AIが仕事の在り方を変えることで、2035年には年間経済成長率が倍増する可能性があることが判明しました。AI技術によって働き方が変わり、労働生産性は最大で40%高まると予測されています。

もともと経済成長を見込んでいた予測に対して、AI技術の活用がされた場合ではさらに+40%となるということです。

経済がこれまでに経験したことのないスピードで拡大する世界が待っているのかも知れません。日本の少子高齢化による働き手不足も解決し得るポテンシャルがあるという予測がされています。

[出典:アクセンチュア]

 

米国インデックス投資の代表格であるインデックスの「S&P500」のこれまでの推移を見てみると、現在のAI技術が登場しだした2010年以降のS&P500の成長(チャートの傾き)が急勾配となっているのもこの影響なのかもしれませんね。

[出典:Google ファイナンス’21/8/11]

 

まとめ

第3回のまとめです。

・全世界の企業時価総額TOP10社のうち7社がアメリカ企業
・GAFAMの情報技術革新で各国が経済成長を遂げてきた
・今後さらに経済成長は加速すると予測されている
シリーズ「米国インデックス投資はこれからもアリ? 未来予想図」も次回で最終回です。
最終回は、2030年以降の米国経済に関する予測をして米国インデックス投資を継続するべきかどうか、ヨスケの考えを整理します。
以上、参考になればうれしいです。
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