米国株価は政策金利とバランスシートの拡大/縮小でだいたい説明できそう
米国インデックス投資をする上での
重要な経済指標を勉強して、
ヨスケなりに株価への影響を理解する。
政策金利:Federal Funds Rate
景気や物価の安定などの目的を達成するために、
中央銀行(アメリカではFRB、日本では日本銀行)が設定する短期金利のことで、
中央銀行は政策金利を上下させることで、市中の資金流通量を調整します。
需要を調整し、物価を安定化させることができると良く報道されていますね。
これにより、企業の業績が影響を受けるため、株価も変動します。
金利上昇→企業の資金調達量低下→業績ダウン→株価下落
金利低下→企業の資金調達量上昇→業績アップ→株価上昇
金利低下→企業の資金調達量上昇→業績アップ→株価上昇
FRBの量的緩和と量的引き締め (QE:Quantitative easingとQT:Quantitative tightening)
端的に言えば、
量的緩和(QE)はお金のバラマキであり、
量的引き締め(QT)はバラまいたお金の回収です。
中央銀行が国債や手形などの資産を市中銀行から購入することで、
市中のお金の流通量を増やします。(QE)
量的緩和(QE)→流通量増→資金調達が容易、業績アップ→株価上昇
量的引き締め(QT)→流通量減→資金調達困難、業績ダウン→株価下落
量的引き締め(QT)→流通量減→資金調達困難、業績ダウン→株価下落
実際の株価指数と政策金利/QE/QT
さいごに政策金利とQE/QTと株価指数の変動を確認してみましょう。
’20/4のコロナショックの際、
米国FRBはQEをとてつもない額実施し、
政策金利もほぼゼロまで引き下げました。
この結果、株価は一気に回復しました。
そして、’21/12にQTと利上げの時期を前倒しする決定をした際に
株価はピークを迎え、その後は下落を続けています。
まとめ
株価は政策金利と量的緩和/引き締めによっておおよそ説明できる。
・金融危機の際は、利下げ+QEが実施されれば、一気に株価上昇する。
・インフレ退治が必要になると、利上げ+QTで株価は下落局面となる。今の下落が収まるのは、金利引き下げの目途が立った段階??
・金融危機の際は、利下げ+QEが実施されれば、一気に株価上昇する。
・インフレ退治が必要になると、利上げ+QTで株価は下落局面となる。今の下落が収まるのは、金利引き下げの目途が立った段階??
※この記事は特定の金融商品を勧めるものではありません。あくまでヨスケが調べた範囲の情報提供ですので、最終的に金融商品の購入等の投資実行は自己判断、自己責任で行うようにお願いします。